「オルソケラトロジーのしくみと歴史」お役立ち記事

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☆オルソケラトロジーのしくみ
オルソケラトロジーによる視力矯正のうち、もっとも多い近視治療の例を取り上げてみましょう。近視とは、網膜(眼球の一番奥)の手前で焦点が結ばれてしまうために、目に映るものがぼやけて見えてしまう症状のことです。この、手前で結ばれた焦点を、ちょうど網膜のところで結ぶためには、角膜表面のカーブを少し平らに変形させることです。この原理を利用したのが、オルソケラトロジーです。眠っている間に、特殊な形状のコンタクトレンズで角膜表面を少し平らに”型押し”します。そして、起きてコンタクトレンズを外した後、その型が残ったままになっている間は、視力が正常に保たれます。そして徐々にこの”型押し”の痕(あと)が元に戻っていくにつれて、再びゆるやかに元の近視視力に戻っていきます。

基本的に就寝中、ずっとレンズを装着したままであれば、翌日の日中は裸眼でじゅうぶんな視力が得られます。就寝中のみといわず、さらに長時間レンズを装用することで、2〜3日間、裸眼で過ごせるというケースもあります。つまり、レンズによる”型押し”の効果が残っている間は、ずっと視力矯正できている状態になります。


通常のコンタクトレンズのような不快感やドライアイなどの症状に悩まされることのない視力矯正法オルソケラトロジー。ほかの視力矯正法に比べて煩わしさが少ないのが最大のメリットです。


☆オルソケラトロジーの歴史
オルソケラトロジーの歴史は割合古いものですが、日本での普及率はまだまだであるといえます。視力矯正手術レーシックのように、瞬時に視力が回復するわけではありませんが、徐々に時間をかけて視力回復していくあたり、歯列矯正に似たイメージがあります。

【オルソケラトロジーのおこり】

オルソケラトロジーのおこりはアメリカ。1960年代頃とされています。ある眼科医が、通常のコンタクトレンズを装着したときに起こる角膜の形状変化に着目し、これを視力矯正に応用できないかと研究を始めたのが最初であるといわれています。海外では多くの眼科医がこの研究にいそしみ、オルソケラトロジー治療は飛躍的に進歩したため、多くの人々がオルソケラトロジー治療を受けたとされます。

ところが日本国内では、成果が思わしくなく、オルソケラトロジーは発展することもなく消え去りました。

逆にアメリカでのオルソケラトロジー研究は順調に進み、1900年代後半、高い視力矯正効果を得るに至りました。

やっと日本でも近年、レーシックと並んで検討される視力矯正法として少しずつ知られつつあり、治療件数も徐々に増えてきています。今はまだ認知度の低いオルソケラトロジー。今後、安全で無理のない裸眼視力矯正法として、普及していくと考えられます。


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