「コモディティeワラントと北京2008バスケットeワラント」お役立ち記事
【コモディティeワラント】
一般的に、コモディティというのは株や債券などとの相関が低いと言われていて、株や債券との組み合わせが分散投資の効果を高めてくれると考えられています。さらに、インフレをヘッジする手段としても数多くの投資家に使用されています。次に挙げるような要因がここ最近のコモディティ相場に影響を及ぼすと考えられます。まず、中国やインドの経済成長がかなりの急成長を続けていて、その影響で国民の生活水準が上がりつつあります。そのような状況下においては、エネルギー関連や素材の需要が急増しています。人口が世界第1位の中国と第2位のインドの経済が今後も順調に発展すると仮定するのであれば、各種インフラの整備や、耐久消費財・飼料用穀物など、より多くの「モノ」の需要が広がることが予想されます。
また、コモディティの供給においては、設備投資の動向が注目される部分になります。原油などといったコモディティは、設備投資を決定した後、生産を開始するまでにとても長い時間がかかります。最近の市場において、一部のコモディティについて供給量が頭打ちとなっている状態だと言われています。その理由というのは、1990年代において世界的なコモディティへの設備投資があまりなされなかったためだとされています。
そして、ヘッジファンドといわれるような投機的資金だけでなく、安定運用を目指す年金資金においてもここ近年はコモディティを投資対象としたケースが増加しているといわれています。その上、原油価格や金価格に連動するような金融商品が益々開発されるようになり、分散投資の対象とした利用が増えています。
【北京2008バスケットeワラント】
2001年、ゴールドマン・サックス社が提唱したことで、世界経済におけるキーワードの1つとなった「BRICs諸国」。その中でも、中国は高度経済成長を背景として少しずつ存在感を高めて来ました2008年8月には北京オリンピックも控えていて、そのためのインフラ整備による国内需要の高まりや、世界各国からの資本などの流入が予測されていることから、中国は投資対象としてより一層注目を集めていくのではないでしょうか。
そのような状況を見込んで、ゴールドマン・サックス証券のeコマース部から、北京オリンピック関連の中国企業を投資対象としている「北京2008バスケットeワラント」が開発されました。
「北京2008バスケットeワラント」に組み込まれている銘柄は、他の条件が一定だということを前提とした場合に、対象バスケット・インデックス価格の上昇により利益を期待できるコール型の銘柄を3種類、対象バスケット・インデックス価格の下落により利益を期待できるプット型の銘柄を2種類、合計で5銘柄の構成になっています。
「北京2008バスケットeワラント」は、基準時の構成銘柄の価格水準や為替水準、市場全体の動向、構成銘柄の持つ固有の要因などにより価格が変動するため、もし北京オリンピックに関連した各種要因や各企業の業績に対する影響などが認識されたとしても、対象原資産となる企業の株価に影響を与えない、もしくは影響を与えるまでにこのバスケットeワラントの満期を越える期間を必要とする、または影響がわずかである可能性があるという点に注意が必要です。そして、北京オリンピックに関連する各種統計の公表結果などと、バスケットeワラントの価格との連動性は保証されていないという点もおさえておきたいポイントになります。
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